Lastra Mu EDEN

その文明は聖なるものを持っていた…。
それは石版である。
その聖なる石版には、万物すべて一者なりと書かれていた。
すべてのものが一体のものであるともしるされていたのだ…。
その文明では、みなが一体であるという気づきがあるために殺す人もなく、
だます人もなく、盗む人もなく、人のふるさとに侵入するものなどひとりもいなかった…。
あらゆる分離感からくる争いがなかったのだ…。
そこは愛に満ちていたのだった…。
そして彼らが愛する法は、それだけであった。
その石版は聖なるラストラと呼ばれ、
その文明を私たちはムーと呼んでいる…。